水中アンモニウム用吸着材

人間は、農業、工業、私たちの生活から、様々な排水を出しています。その中にはアンモニウム(NH4+)が含まれる水が多くあります。アンモニウムは生物の糞尿や、たんぱく質が分配されることが多く、農業、食品産業などの排水には多くのアンモニウムが含まれています。また、金属リサイクルやメッキなどの工業廃水にもアンモニウムが含まれている場合があります。
このアンモニウムは、富栄養化などの環境破壊の原因となるため、排水時には十分に濃度を低くして出す必要があります。一方、アンモニウムは肥料などに利用できるため、アンモニウムを回収し、再利用することが期待されています。再利用するには、アンモニウムだけを選択的に回収することが望ましいです。

国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下 産総研)が開発したアンモニウム吸着材は様々な成分を含む下水汚泥消化ろ液からでも、アンモニウムを選択的に吸着できると報告されています。また、吸着したアンモニウムは塩化カリウム水溶液を利用して吸着材から出す方法が示されています。

当社は、産総研が開発した吸着材を株式会社フソウが改良、量産に成功した水中アンモニウム吸着材を販売しております。

想定用途の例

畜産農場

魚の飼育、養殖での水質管理

工場の排水処理

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